C型肝炎ウイルスに対する経口抗ウイルス剤の普及に伴い、多くの患者さんでC型肝炎ウイルスを排除できるようになり、C型肝炎による肝臓がんは減少傾向にあります。一方、B型肝炎では、肝臓がんで亡くなる患者数の変化はほとんどありませんが、既往感染者からの再活性化等未だ多くの問題を抱えているのが現状です。近年、肝臓がんの原因として増加してきているのが、糖尿病や非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)といった肝炎ウイルス以外の要因によるものであり、肝臓病をとりまく環境は大きく変化しています。今回、技師から血液検査と超音波画像の見方を、臨床医から最新の肝臓病診療と治療について講演していただきます。

開催内容

専門教科 20

日 時:平成29年9月23日(土)15:00~17:00

場 所:独立行政法人 国立病院機構名古屋医療センター 講堂

テーマ:最新の肝臓病診療と治療    

講 師:1.肝臓病の基礎

     愛知医科大学病院 塚本 実奈子技師

    2.臨床検査技師が知っておきたい肝臓病の今

     愛知医科大学病院 肝胆膵内科 伊藤 清顕教授(特任)  

司 会:JCHO 中京病院  加藤 鮎美技師