会長挨拶

会長挨拶
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公益社団法人 愛知県臨床検査技師会
会長(代表理事) 藤 田 孝

 令和4年度定時総会でご承認いただき、引き続き開催された理事会において当会第15代目の代表理事・会長に選任いただきました藤田孝(藤田医科大学病院)でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 公益社団法人愛知県臨床検査技師会は、昭和25年4月23日に名古屋医学実験技術会として誕生いたしました。昭和62年には法人格を取得して社団法人愛知県臨床衛生検査技師会、平成25年4月1日には公益認定をいただき、公益社団法人愛知県臨床検査技師会と成長を遂げて参りました。それに伴い会員数も増加し、現在では3,600名を超える会員数を誇る全国屈指の臨床検査技師会となっております。国内有数の、そして70年を超える歴史を持つ職能団体としての社会的責任を果たすとともに、当団体の公益目的事業である、①精度の高い臨床検査を提供するための、専門的知識・技能の普及や人材の育成を行う事業、②医療関連施設への臨床検査精度向上の推進及び支援に関する事業、③県民の健康増進と衛生思想に関する普及啓発を行う事業、を基盤に県民のみなさまの健康増進及び公衆衛生の向上に寄与して参ります。

 新型コロナウイルスの感染拡大は、臨床検査の世界にも大きな影響をもたらしました。2021年5月には臨床検査技師による新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種について「違法性の阻却」として一定の条件下での新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種が認められました。当会においても感染状況に留意しながら「新型コロナウイルス感染症に係わるワクチン接種のための筋肉内注射実技研修」を開催し、研修受講者が県内数か所の接種会場でワクチン接種に貢献いたしました。今後も新型コロナウイルス対応も含め、有事の際には柔軟に対応の取れる活動を進めて参りたいと考えております。

 一方、2040年を見据えた医療提供体制の改革の一環として「医師・医療従事者の働き方改革」への対応も必要です。愛知県では早い時期から「タスク・シフト/シェアに関する厚生労働大臣指定講習会」を開催し、全国屈指の受講者を輩出し、県内各所での活躍を支えて参ります。

 最近になり、コロナ禍からの脱却に少し光が見え始めてきたようにも感じます。新たな生活様式が求められると同様、会務遂行も新たなスタイルが求められます。愛知県健康福祉部や愛知県医師会をはじめとした関係各所との連携を深め、試行錯誤を繰り返しながらも、学術活動やボランティア活動などを通じてみなさまの健康増進や公衆衛生の向上のため、会員が一丸となり事業活動を展開して参りたいと考えております。会員のみなさまには、これからも当会活動にご理解を賜り、ご支援いただきますようよろしくお願いいたします。

令和4年7月

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